20230928

DELMONACOの2024の春と夏の東と西の展示会。でした。


2024SS東京展、大阪展が終了しました。
今回はいつもと逆で東京恵比寿からスタートして中一日で大阪堺という流れでした。







東京展、いつものギャラリーのいつものスペース、いつものアングルから。バイヤー様DAYの3日間が終わって、4日目のお客様DAY初日。一年の内で靴を屋外で並べるのも東京展の時ぐらいです。こう並べてみるとデザイン増えたなー、としみじみ。。昔作ったのに今も作り続けているデザイン、1,2年位は空回りしてたけどなんだかんだ着地してない!?なデザイン、どうなるか全くわからないのにとりあえず削った木型で作っちゃったデザインなどなど、それぞれなんらかストーリーがあるもので一所に並べてみるのはなかなか面白い。あといつものギャラリーの中庭は不思議な魅力があって、一人キャンプに最適な気がしています。都会の中のオアシスや。


 






デザインは何となくですが、血が通う、瞬間がある気がしていて、それが仕上がった時の場合もあるし、何年か作り続けた後の場合もあるし、色々ですが、それが起こるとその他のデザインも見違えて見えてくるので不思議です。自分たちで作ったデザインなのに自分たちが分かっていない部分が実はいっぱいあるので、そこに何かの拍子で気づける時にデザインが見違えるのかなと思います。





デルモナコはアパレルの春夏、秋冬の展示会を軸に動いているのですが、正直半年毎と言っても展示会は体感マッハでやってくる、本当にマッハでやってくるのでゼエゼエしてしまうのですが、ゼエゼエと何がどうなるか分からないのに展示会にピークを持ってくる流れもなかなかどうしてどこまでも果てしなく水物な感じがなんだか人間っぽくて癖になっているのかもしれません。。今回はいつもの大崎のごはん屋さんに行かず、勝手に禁欲的に臨んだ東京展でした。いつもに増して会いたい人に会えた東京展になった気がしています。次回は展示会前までは追い込んで(新作のデザイン制作)、展示会が始まったら食べたいものを食べる甘やかす東京展にしたいと思います。









一人キャンプしたくなるような魅力的な中庭。絶対ヒーリング効果ある。









大阪展は堺のデルモナコのアトリエの横のスペース、八六八ビルさんの無機質でかっこいい空間にディスプレイさせていただきました。


















八六八ビルさんの事務室(現デルモナコアトリエ)に置かれていた事務机は収納力抜群なのでついついエイジングサンプルを忍ばせがち。









展示の度に増えるドライたち。ドライたちの存在感は増す一方なので、靴を頑張らないと不味い。。









ピンク黒ピンク黒の順に並べたワンストラップ。ピンクはあと少しだけお仕立てできます、よろしければ。









デルモナコのアトリエから展示スペースを見た感じ。









カンフー3(スリー)









2024ssの東京展、大阪展が終了して数日経ってやっと体が通常運行し始めたのでブログを書きました。
毎回思うことですが、あーだこーだ悩みながら考えた靴たちを色々な方々にお試しいただき、お話しできる機会は非常にありがたいです。
お越しくださいました関係者の皆様、お客様、ありがとうございました。

次は2024awなのでブーツを考えないといけないな、と思っていますが残暑が厳しすぎてまだムートンとか想像するのも無理!ですが、もう少し涼しくなってきたら頑張ります。





20230921

なるべく普通に軽やか強欲メンズのホールカットのグッとくる皺

 なるべく普通の革靴になりますようにと、なんだかんだひっそりとずっとじわじわと、まるで亡霊のように仕立て続けているメンズのホールカット。メンズの靴には、やや薄手のオイルドのキップレザーを吊り込んで、シングルのレザーソールを縫い付けました。履き心地はちょっと革靴とは思えないぐらい軽くてしなやかなので、驚いていただけると思います。普通の革靴と言いますが、と書きながら自分自身思っているわけなのですが、いったいどういう意味なのかというと、正直それほど明確なものはなかったりします。ただスーツのための革靴にしないで、やや緩めのドレスからやや緩めのカジュアルまでをカバーできて、なんだか履き手のパーソナリティーがにじみ出てくるような、エイジングがかっこよくて、ワイドなボトムをガボっと合わせるような、その人の相棒になってくれそうな靴になるようにと仕立て続けています。改めてブログに書き出してみると自分自身の強欲さに驚きますが、強欲なのは今更仕方がないと諦めます。レペットだったりダンスシューズだったり軽やかなシューズを連想していただくことが多く、実際言われてみるとその通りだなと納得しています。
























フォルムはヴィンテージのチャーチのような柔らかなスクエアトウをイメージして削りました。多分8~9年前に削ったと思うのですが、今も仕立てたホールカットにいい違和感はあれど、悪い違和感は全然感じられないので、昔の自分自身グッジョブと心の中でさけびたい!履き込んで返りが出てきても、つま先が反り返らないくらいの短くも長くもない捨て寸にしています。脱スーツの革靴を基本姿勢として設計していたので、もともとコバは持たせるつもりがなかった、それもあっての微妙中庸な捨て寸になったと分析しています。




















オイルドのキップレザーは、部分によってロットによっても微妙にテクスチャーが違うので、つるっとした所とシボというか細かな皺が入った所が混在していて、切り替えのないホールカットに乗せると、すごく目立たないグラデーションが起きるところが作り手としての萌えポイントです。




















かなり多く履き皺が刻まれています。ジョッパーブーツの履き皺にグッとくる方にとてもお勧めです。薄めの革で仕立てることで、しっかりしすぎず適度なクタッと感が出てきます。これくらいクタッと感が出てくると、私は無性に楽しくなってきてしまいます。ワンチャンダメージジーンズ。履き込むことでドレスシューズというより道具っぽく育ってくれるのでシューケアも楽しくなると思います。






































またダークブラウンについてもブログに書きたいと思います。


20230904

デルモナコ2024春夏展示会のお知らせです。

展示会のお知らせです。

2024年春・夏
DELMONACO展示会を
東西2か所にて開催いたします。

各会場とも
前3日間はバイヤー様、プレス様向けとなり、
後3日間は
何方様のお越しいただけますお客様DAYとなります。

展示会では
レギュラー商品と
2024春夏の新作を
ご案内させていただきます。

お客様DAYでは
在庫のあるものはお持ち帰りいただき
ないものはご注文をお受けいたします。
DELMONACOアトリエからご遠方の方
いつもサイズ感の確認をお試しいただきにくく
この機会にお試しいただけましたら幸いです

是非、ご来場くださいますよう、
よろしくお願い申し上げます。


[ 東京展 ]
●バイヤー様DAY 9月12日(火)、13日(水)、14日(木)
10:00~19:00(初日は11:00からとさせていただきます)

●お客様DAY  9月15日(金)、16日(土)、17日(日)
12:00~19:00 (最終日は16:00までとさせていただきます)

会場:HALO SPACE 01
東京都渋谷区恵比寿1-23-21 ヤマトハイツ1F
「恵比寿駅」東口徒歩7分


[ 大阪展 ]
●バイヤー様DAY 2023年9月19日(火)、20日(水)、21月(木)
10:00~19:00

●お客様DAY 9月22日(金)、23日(土)、24日(日)
12:00~19:00
会場:八六八ビル 2階
大阪府堺市堺区少林寺町東1-1-27 八六八ビル2F
阪堺線「寺地町駅」徒歩1分


<<<<バイヤー様DAYにつきましては
ご多忙中のところ誠に恐縮に存じますが
あらかじめアポイントをお願いいたします。

よろしくお願いいたします!